sasuke’s blog

内容は自分用の忘備録です。

Tilt Brush インストール方法

Twitterを見ているとTilt Brushがオープンソース化されたとの情報があった

Tilt BrushはGoogleが開発した、VRHMDを使用したVRペイントアプリである

試してみた結論として、自分の環境では Unity Editor上では動作せず、ビルドしたexeだと動作した

使用環境

Unity:Unity 2018.4.20f1 (TiltBrush推奨はUnity 2018.4.11f1 )
VRHMD:Oculus Quest1(接続はOculus Link)

インストール前に

ガイドラインが公開されている
"これらのソースを使ってプロダクトにするには「TiltBrush」という名称は使えない"
等が書かれている

インストール手順

Githubのページにアクセスする gyazo.com "Code"→ ”Download ZIP”を押す gyazo.com

ダウンロードしたzipファイルを解凍する
容量が大きいので注意
gyazo.com

gyazo.com

Tilt BrushのReadmeを確認すると

Unity 2018.4.11f1
SteamVR
Python 2.7.0 (オプション:Support/binにあるスクリプトを実行する場合必要) →今回はVRChatで使用しているUnity2018.4.20f1で実行

※(アプリを公開する場合は)アプリケーション名の変更が必要
→"App.cs"を編集して会社名とアプリケーション名を独自のものに変更する必要がある

・Unity Hubの起動、ビルド

リストに追加を押す
gyazo.com 解凍した"tilt-brush-master"フォルダを選択 gyazo.com Unity2018.4.11f1がインストールされていない場合、警告が出る gyazo.com

今回はVRChatで使用している"Unity 2018.4.20f1"を選択 gyazo.com "tilt-brush-master"を選択 gyazo.com "確認"をクリック gyazo.com 読み込みに時間がかかる gyazo.com 起動画面 gyazo.com

出ているウィンドウはSteamVRの設定について gyazo.com "Accept All"をクリックして推奨設定にする

Projectウィンドウにある "Scenes\Main.unity"を開く gyazo.com シーンが切り替わり TextMeshProの設定画面が出た gyazo.com

"Import TMP Essentials"をクリック gyazo.com

・VRHMDでのUnityEditor上での起動

今回はOculus Quest1 + Oculus Linkを使用

実行すると
gyazo.com

Detected unsanctioned change to transform

とエラーが出た

一時停止ボタンをクリックすると
gyazo.com

Only one GvrAudioListener component is allowed in the scene. UnityEngine.Debug:LogError(Object) GvrAudio:Initialize(GvrAudioListener, Quality) (at Assets/ThirdParty/GoogleVR/Scripts/Audio/GvrAudio.cs:93) GvrAudioListener:Awake() (at Assets/ThirdParty/GoogleVR/Scripts/Audio/GvrAudioListener.cs:35) UnityEngine.Object:Instantiate(GameObject) Valve.VR.SteamVR_ExternalCamera:AttachToCamera(SteamVR_Camera) (at Assets/ThirdParty/SteamVR/Scripts/SteamVR_ExternalCamera.cs:187) Valve.VR.SteamVR_Render:RenderExternalCamera() (at Assets/ThirdParty/SteamVR/Scripts/SteamVR_Render.cs:229) Valve.VR.d__24:MoveNext() (at Assets/ThirdParty/SteamVR/Scripts/SteamVR_Render.cs:147)

とエラーが出た

スクリプトの該当箇所を確認すると、
UNITY_EDITOR上のみでの処理だったため、一旦スルーしてビルドを行う gyazo.com

・ビルド

メニューバーから"File"→"Build Settings"をクリック
gyazo.com "Player Settings"をクリック
gyazo.com

Company NameとProduct Nameを"Tilt Brush"以外で記入する
gyazo.com

メニューバーから"Tilt"→"Build"→"Build Window"をクリック gyazo.com

"Build"→"Build"をクリック gyazo.com

gyazo.com

gyazo.com

・実行

VRHMDを接続し、 "Build Window"→"Build"→"Build Path"に記載されている場所を確認し、"OpenSourceTiltBrush.exe"を実行 gyazo.com

gyazo.com gyazo.com gyazo.com 問題なく動作した

補足

多コアのCPUではビルドが早くなると聞いた"IL2CPP"をランタイムとして使用しようとしたが、うまくビルドが出来なかった。

Runtimeを"IL2CPP"に変更 gyazo.com ビルドエラー gyazo.com gyazo.com gyazo.com